アカデミー賞最有力候補!「ラ・ラ・ランド」にみるエマ・ストーンのボサ眉が可愛い
2月24日に公開される「ラ・ラ・ランド」。アカデミー賞史上最高と並ぶ14部門でのノミネートと聞き、観に行く方は多いと思います。
売れないジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)と女優志望のミア(エマ・ストーン)の出会いはかなり運命的。お互いに「こいつ、サイアク!」と思うようなシチュエーションで4回も出会います。
この運命の出会いを果たした二人の“生涯で忘れられない恋”を1年に渡って描くミュージカル映画です。
ちなみに、LAの別名、“La La Land”というのは“現実からふわふわと浮いている夢見がちな状態”をさします。ハリウッドで有名になることを夢見て世界中から人がやってくるLAの別名はこういう意味があるんですね~。この言葉をタイトルにもってくるなんて、チャゼル監督、センスいいなあ~。
それでは、この作品の見所を3つピックアップしてみました! もっともっとあるんですけれどね……。
■1:ファッションの“色”に注目!
お互いの夢を語り合う“青春”の季節から、現実に直面して成長していく“大人”の季節の流れに見る“ファッションカラーの変化”もおもしろいです。
↓大人へと成長していくセブ
50年代のミュージシャンや女優を彷彿とさせながらもタイムレスなモードを失わない、セブとミアのファッションは私たちでも真似したいスタイルです。
セブのスキニータイとスーツやツートンカラーのレースアップシューズ、ミアのカラフルなサマードレスや、オードリー・ヘプバーンのような白シャツxサブリナパンツxバレエシューズなど、まるでクラシック映画をみているような錯覚に襲われます。
ミアのワンピについては小学館『美レンジャー』でご紹介しているのでよかったらご覧ください~。
やっぱ春は…ワンピでしょ!「ラ・ラ・ランド」に学ぶコーデ術4つ
↑こちらのドレスは、初期のイングリッド・バーグマンがスクリーンテストに着ていたドレスにインスパイアされたものだそう。
■2:名作ミュージカルへのオマージュがちりばめられている!
ミュージカルが好きな人もそうでない人も楽しめる本作。なぜなら、ミアとセブのパフォーマンスがわざとらしくないから。
ヒュー・ジャックマンが『レ・ミゼラブル』でみせたブロードウェイ級のパフォーマンスとはうって変わって、エマもライアンも囁くように歌っているので、セリフの一部がたまたま歌になっている感覚! すっと物語りに入っていけます。
が、よくみるとこの作品は音楽好きのチャゼル監督ならではの名作ミュージカルのエッセンスがたっぷりと堪能できるんです。『雨に唄えば』(1952)、『バンド・ワゴン』(1953)、『ムーラン・ルージュ』(2001)などなど……。
驚きなのは、ライアン・ゴズリングがピアノを本当に演奏している点! ディズニーチャンネルのチャイルドスターとして活躍していたんだから、もちろん歌って踊れるはずなんですが、ピアノはまるっきりの初心者でこの映画のために3ヶ月でマスターしたのだそう! しかし、プロっぽい演奏が部分的にもできるようになるなんてさすがのライアンです。私もピアノ習ってみようかな。
■3:エマのボサ眉が可愛い!
この作品のエマは本当にキュート! どちらかというとファニーフェイスなのに、やっぱりあのボサ眉がイノセントな瞳を際立たせていると思うんです。
しかも、シーンによってはボサ眉を整えてキレイ目にしているのも見所!? そこでボサ眉のプロセスをレクチャーしてみましょう。
(1)眉頭の毛の流れに反対にスクリューブラシでとかして眉頭の毛を立てる
(2)その他の眉は毛の流れに剃って、スクリューブラシでとかす
(3)アイブロウパウダーの一番明るい色を眉毛全体にのせる。眉山→眉尻、そして眉頭→眉山にのせましょう。眉頭から始めるとパウダーが濃くついて眉頭が不自然になってしまうので、必ず眉山→眉尻につけたあと、“パウダーを足さずに”眉頭→眉山にしましょう!
(4)髪と同じ色のアイブロウペンシルで眉下の隙間を1本1本埋める。くれぐれも一気に眉毛をかかないように!
(5)眉マスカラで眉山→眉尻にのせたあと、眉頭→眉山に色をのせる。眉頭をコームするときは毛の流れに逆らって下さいね!
ミアは髪の色よりも眉毛が濃いですが、日本人の今風は髪の色と眉毛を同じ色、もしくはワントーン明るめにすることをオススメします。
そして、お出かけのときなど優雅に見せたいときは、眉頭と眉尻を細く整えるのがミア流です。
私のお気に入りのシーンは、セブがパーティーでバイトとして80年代のコピバンのキーボードを演奏しているシーン。80年代の安っぽいファッションに身をつつみ、ちっちゃなキーボードで80年代のポップソングをつまんなそうに弾くところを、タッキーなダンスでミアがセブをからかうところ。めちゃくちゃ笑えるとともに、エマ・ストーンの演技力に脱帽しますよ!
とにかく、音楽、ファッション、切ないラブストーリーに酔える最高の映画でした~!
【参考】
【画像】
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