本日公開の『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』。分断が叫ばれる世界に必要な理由
本日、2月23日に公開される『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』は、来る第90回アカデミー賞の脚本賞にノミネートされたラブコメ。実際のパキスタン人コメディアンと脚本家である妻との出会いから結婚するまでを描いたすばらしい作品です。
なにがおもしろいって、まずはウィットに富んだセリフ。そして、人物描写が深いところ。ダイバーシティという言葉からはマイノリティを思い浮かべますが、ダイバーシティとはマイノリティだけではなく、すべての人を含む概念だということを改めて教えてくれる物語なのです。
モスリムのパキスタン人だけではなく、白人のなかにも、同じ女性のなかにもダイバーシティは存在しますよね。宗教、性別、国籍、外見、それらを「移民」や「パキスタン人」といった「ひとつの言葉」で人をカテゴライズしてはいけないーーそんなメッセージが込められている本作。
女子SPA!で作品をレビューしたのでよかったらご覧くださいね。
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『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』は2月23日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国順次ロードショー 配給:ギャガ