青春時代の思い出が甦る、「ダイアン・レイン」インタビューこぼれ話。
中学生のとき、何の雑誌が一番好きだったかっていうと、『ROADSHOW』と『SCREEN』。女子校でモテに興味もない(モテなかったからなんだけど)私は洋画スターに思いを馳せてたっけ。
両誌ともに毎月、人気スターランキングを集計していて、女性版の1位と2位は必ずダイアン・レインかジェニファー・コネリー。私はジェニファー・コネリーよりもダイアン・レインのほうが好きだった。ジェニファー・コネリーは妖精みたいだったけれど、ダイアン・レインはブラットパックを相手にキュートでセクシーな生身の女の子だったから。アウトサイダー、ランブルフィッシュ、ストリートオブファイヤー、ビッグタウン、コットンクラブ……10代のころ観た映画ってなぜか強烈だよね~。
でも、まさか、まさか、憧れのダイアン・レインのインタビューをさせてもらう機会があるなんて、嬉しすぎる、でも緊張しすぎる展開!
今日は、7月7日に公開される『ボンジュール、アン』で来日したダイアン・レインとのインタビューのこぼれ話をしようかと思います。
実物はびっくりするほど細い!
日本人の芸能人でも間近でみると骨格の細さにびっくりしますが、ハリウッドスターだって同じ。めっちゃ骨が細い! 52歳だそうですが、二の腕なんて引き締まっていて、お尻なんかはキュップリッ。身体は細いのに~。
しかも、身長は170cmのはずなのに、椅子に座ると158cmの私よりも目線が低いってどういうこと!?笑 そして写真や映画で観るよりもずっと目鼻立ちがくっきりとしてとにかく美しかった。
カメラマン女性の背中に手を……
撮影の打ち合わせ中カメラマンの女性に、「あら。あなたキレイ! 写真を撮られる側にいるべきよ!」と彼女の背中にそっと手を添えたダイアン。たぶん、緊張をほどくためのスキンシップだったと思うのだけれど、自分よりずっと未経験のスタッフにまで気を使うなんて、さりげなく人の心を掴んじゃうところが大スターたる所以なのかな。私が質問したときでさえ、「あなたの質問は美しいわね!聞いてくれて嬉しいわ。ありがとう」なんて言ってくれたんですよ。
映画『ボンジュール、アン』
この作品は、エレノア監督は6年もかかって創り上げた、女性による女性のための映画。ダイアン・レイン演じるアンが、多忙な映画プロデューサーの夫と巣立った子供の狭間で自分自身の人生に向き合う、南フランスを舞台にしたロードムービーです。エレノア監督とコッポラ監督夫妻はまさにこんな感じだったのかな~。
エレノア監督は、夫のコッポラ監督と結婚する前は映画製作に携わってきました。でも、結婚後は、夫の仕事と育児に忙殺されて自分のクリエイティビティを活かす時間がなかったことに悩んだ数十年間だったそう。自分自身の人生を生きることについて悩んでもがいたエレノア監督の想いが詰っています。思いもかけないエンディングとダイアンの演技が素晴らしいんですよ~。
よかったら、インタビューの詳細はcafeglobeの記事を読んでくださいね!
「今回は日本を楽しむ時間がなかったけど、また日本に来たいわ」と最後に言っていたエレノア監督。ぜひ、また来日してほしい~!!!
タイトル:『ボンジュール、アン』
公開表記:7月7日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
クレジット:the photographer Eric Caro