映画/美容ライター此花さくやのコノ話

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どんな風に恋に落ちたの?映画『光をくれた人』のマイケル・ファスベンダーとアリシア・ビカンダーがインタビューで答えたコト

こんにちは、映画美容ライターの此花です。

5月26日に公開された映画『光をくれた人』をもう観ましたか?

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ラスト10分から涙が止まらないーーなんて、映画のパンフレットに書いてあったと思うんですが、わたしなんて中盤から泣きっぱなし。その上、観終わったあとの余韻がハンパない映画です。3月ごろに試写会で観たんですが、まだ鑑賞後の余韻が忘れられません!

 

第1次大戦後、オーストラリアの孤島にある灯台で、戦争による心の傷を癒そうとする帰還兵のトム(マイケル・ファスベンダー)と、そんな彼を愛する純真な明るい妻イザベル(アリシア・ビカンダー)。哀しい流産を経て、孤島に流れついた赤ちゃんを二人は育てるのですが、その赤ちゃんには実は母がいて……。

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ゆっくりとしたストーリーの流れなんですが、オーストラリアの大自然の光、影、空、海が、トムやイザベルの心と連動しているかのように美しく激しく物語りを紡ぎ、めちゃくちゃ心を揺さぶる作品です。本当にエモーショナルで、主役の二人が撮影中に恋に落ちちゃったというのにも納得。

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では早速、そんな話題の二人と映画ジャーナリストのボニー・ルーファー・クレブのインタビューをみてみましょう。(一部抜粋、意訳しています)

www.youtube.com

―お二人のケミストリーがあってからこそ、こんな美しい映画が出来上がったと思うんですが、撮影現場ですぐに二人はクリック(意気投合)したんですか?

 

アリシア「デレクは『ブルーバレンタイン』なども監督していてひとつひとつのシーンに対しての美意識が素晴らしく、脚本に即興を入れ込んで本当に美しいシーンを創りあげるの。あらかじめオンラインで話し合ったりもしていたのだけれど、あの美しい撮影現場に10分いたらすっと物語りに入り込めたわ。自然に役に没頭して演技が広がっていく感じだった」

 

―マイケル、あなたはどんな風に役にのめり込んでいったんですか? お二人のケミストリーがとってもリアルしたが。

 

マイケル「トムは本当にいい人でインスパイアされる。人間的なヒーローだと思う。トムがもっている“正義感”を、なんとしてもきちんと演じないといけないと思った。この物語りで興味深い点は、様々なストーリーがレイヤーされているところなんだ。例えば、レイチェル・ワイズが演じた役の夫のフランクに起こった悲劇。100年前のことだけれども、群集がよそ者を排除するなんて話は、移民問題を抱えている現代にも重ねることができると思うんだ。この映画は色々な意味が込められていると思う。それに、愛し合って家庭を作る。子供を失うーーそんなリアルで人間的なテーマだからこそ、いつか古くなってしまうような作品ではないんだ」

 

いやいや、この短いインタビュー、私、ウケてしまいました。映画ジャーナリストが「会ってすぐに二人はクリックしたんですか?」なんて、なんとか二人の恋バナにもっていこうするのに、アリシアもマイケルもはぐらかす、はぐらかす笑。アリシアの回答は全部訳さなかったのですが、彼女、わざと本題からそらして回答したようにも思えます。

 

やっぱり、俳優たちだってプライベートの恋バナしたくないよねー。私もインタビューするときは気をつけようっと思いました。

 

繊細でゆったりとした映画が好きなじゃない人には合わないかもしれないけれど、単なるラブコメじゃなく、深い愛の物語りをじっくりと観たい人にはオススメです!

ちなみに、アリシアの小顔メイクを解説した記事を女子SPA!で書いたのでよろしければご覧くださいー!!

joshi-spa.jp
映画『光をくれた人』
5月26日(金)TOHOシネマズ シャンテ 他にて公開
配給:ファントム・フィルム
(C) 2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC