映画/美容ライター此花さくやのコノ話

大好きな映画・美容・ファッション・プライベートで感じるコトを綴っていきます。

アン・ハサウェイ映画「シンクロナイズドモンスター」がメタフォリックな話。

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 (C)2016 COLOSSAL MOVIE PRODUCTIONS, LLC.

11月3日(金)に公開されるアン・ハサウェイ主演の『シンクロナイズドモンスター』の試写会に行ってきました。

 

映画のジャンルを曲げまくったストーリーであえてジャンルをつけるならば、「怪獣ロマコメサスペンス」!? 

 

アン・ハサウェイが演じるグロリアは、職ナシ、家ナシ、彼氏ナシというダメダメ女。NYCのWebライターだったのに、ちょっとしたジョークで書いた記事が炎上してリストラにあってしまい、それから酒浸りの毎日。同棲していた彼氏のティム(ダン・スティーヴンス)に愛想をつかれ家から追い出される始末。行く所のないグローリーは、しぶしぶ田舎に帰ってバーのウェイトレスとして働き始めます。そんなときに、突如として韓国・ソウルに現れた怪獣。グロリアは怪獣の秘密に気づき……。

 

突拍子もない物語なんだけど、登場人物や部屋の様子などにメタファーがレイヤードされています。

 

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、まず、グロリアのもつ”輝かしい”という名前の意味、そしてグロリアを助ける同級生のオスカー(ジェイソン・サダイキス)のもつ”アイルランドの伝説に登場する万能の戦士”という名前の意味が、どちらかというと人生負け犬感たっぷりの二人のキャラクターと真逆なのがアイロニック。

 

オスカー、ティム、オスカーの部屋、怪獣、存在感のないオスカーの友達、ラストのバトルがなにを示唆しているのか考えながら観るととてもおもしろい! ひょっとしたら観る人によって、メタファーの受け取り方が変わってくるのかもしれません。

 

また、製作総指揮者がアン・ハサウェイというのも彼女の並々ならぬ意欲を感じます。というのも、ネットで炎上したグロリアと同じく、アン・ハサウェイも『レ・ミゼラブル』でアカデミー助演女優賞を受賞したあたりから、ことあるごとにネットでバッシングされていたから。受賞スピーチがわざとらしい、優等生的発言がウザい、とかなんとか。

 

10年ぐらい前にアン・ハサウェイをNYのレストランで見かけたことがありますが、「こんな天使みたいな人がいるのか!」と心の底から驚きました。とにかく細くて真っ白で顔の半分が目!? 全身からキラキラがほとばしってそれはそれは眩しかったこと! しかも連れている男はお金もちそうな超イケメンだし!(その彼は当時付き合っていたラファエロ・フォリエリで詐欺罪で逮捕されちゃったけど)

 

アメリカの名門ヴァッサーカレッジに通うぐらい知性が高くお金もちで、キレイで演技も上手いし(後にNYUにトランスファーしたみたいですが)、ミュージカルもプロデューサー業もこなし、結婚して子供もいるなんて、確かにキラキラ女子すぎる。

 

しかし、ナタリー・ポートマンも同じくスーパー女子だけど、なぜアンのほうが叩かれるんだろう? ナタリーのようにハーバードじゃなくって、元セブンシスターズ(家柄がよくて優秀な子女が入学する女子大7校。ヴァッサー大は共学化)を選ぶところがキラキラ女子って感じで鼻につくのだろうか。

 

余談ですが、私がフィラデルフィアに住んでいたときに、セブンシスターズのブリンマーカレッジ(津田梅子が留学したところっす)に通っている女の子を何人か知っていたけれど、実家はお金持ちなのにわざわざ貧乏くさい格好をする子が多かった。それは"控えめ”というのじゃなくて、自分たちがエスタブリッシュメントに属していることに少し反発しているフェミニストという風に私は捉えていました。「キラキラ組で一生生きていくのは自分でも確信しているけれど、面と向かってキラキラするのは恥ずかしい」というような。ちょっとワザとらしい。え? 庶民のひがみ? そうかもしれません(笑)。

 

とにかくこの映画は、アンが自分自身を投影してSNSの世界にFワードを突きつけているようにも感じられたりして(笑)。

 

いかようにも読み取れる本作。男性社会から女性自身にパワーを取りもどすフェミニスト映画としても楽しめるんじゃないかな。女性の自立、再生、SNS、こういったシリアスなテーマを、サスペンスフルでユーモラスな怪獣映画に仕上げちゃうところにナチョ・ビガロンド監督の力量を感じました。おすすめです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弘法も筆を選びます!? メイクブラシのコノ話

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4歳から書道を嗜んできたけれど、上達してからは子供のくせにやたら高価な筆を使っていたっけ。なぜなら私の先生曰く、「弘法も筆を選びます」。

 

確かに、高級な筆は書きやすく持ちやすく、仕上がりが違う。

 

メイクもきっとそう。ブラシの選び方で絶対にフィニッシュが違ってくるのだ。最近、MAMEWブラシの優秀さに気がついた。

 

一番のお気に入りはポアレスブラシとホルダー式リップブラシ。

リップ用ブラシ|MAMEWホルダー式リップブラシ|MAMEWオンラインショップ

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とにかく筆がやわらかいのにこしがあり、肌にぴったりとくっつく。

筆先が平らなので肌の凸凹にもきちんと入り込む!

平らなのに毛先が丸くカットされているので、全然痛くないんです!

 

そして柄が長いから握りやすくて、私のようなメークアップアーティストではない素人にはあってると思う。

 

化粧ブラシ|MAMEWポアレスブラシ | MAMEWオンラインショップ

特にリップブラシはコンシーラーブラシとしても使えるので便利。

 

ほかにも資生堂、PLAYLIST、サンローランのブラシはお気に入り!!!

 

おすすめブラシについては、よろしければコチラの記事をご覧ください↓

 

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ファンデブラシの選び方について↓

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ではでは~!

お子様がいる方、ザ・夏休みをなんとか乗り切りましょう!!!

 

「骨筋メイク」によって初めて知った本当の顔。

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大好きな映画X美容、映画Xファッションをかけあわせたコラムを書いておりますが、もともと私はNYの大学でファッション&コスメマーケティングを勉強したんです。

大学卒業後は化粧品メーカーで働きましたが、実際のメイクは定期的な社内研修で習っただけ。とはいえ、仕事上、有名なメイクアップアーティストさんのお仕事ぶりを拝見したり、商品開発にかかわるマーケティング業務に携わったりしたことから、メイクアップスキルはないながらも化粧品に関する知識だけはありました。

コスメ耳年増なくせに、自分のメイクには100%自信がない、メイク理論を体系的に習ってみたい、と思っていた矢先に取材で知った『MAMEW 骨筋メイク』。

40ほどある顔のポイントをラインで結んでいくと、自分の顔バランスを客観的に判断できるのです。

 

詳しくは、私が体験した記事を読んでみて↓

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この骨筋メイク理論による自分の顔バランスといわゆる黄金比率を比較して、自分の骨格や筋肉のゆがみを把握します。そして、それらを目立たせないような錯覚メイクで自分の顔バランスを黄金比率に近づけるという理論。

例えば、左側の頬が右側のそれよりも下がっているならが、左側のチークを右側より高く濃いめにのせて、左側の頬のたるみを目立たせなくする。眉毛と目の位置が離れているならば、眉毛の上側ではなく下側をかき足して眉毛と目の位置を近づける……などなど。

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↑レッスンでもらったカウンセリングシート

 

骨筋メイクのトレーニングを受ける前は、自分の顔は額が狭い丸顔だと思い込んでいた私。それが、骨筋メイクのガイドラインによると、私の顔は卵型で額もごくごく標準サイズだったのです。丸顔と狭い額を隠すようなヘアやメイクをずーーーっと心がけてきたつもりだったのに、長年のコンプレックスが実は主観的なものだったとは目から鱗!

感激した私はMAMEWの骨筋メイクトレーニングを受けさせてもらい、いまや骨筋メイク公認アドバイザーとして活動できるようになりました。

 

仕事柄、ラッキーなことに様々なブランドの新製品を試す機会があります。そのなかでも気に入った製品についてレビュー記事を書くのがとても楽しい! そして、骨筋メイクに基づいたHow Toも日々勉強しながら書いています。

化粧崩れが気になるシーズンで、私がMAMEWの製品で愛用しているのは『エッセンス フィニッシュパウダー クリアグロウ』3,240円(税込)。

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化粧下地の後に、大きなブラシでふんわりと薄くのせます。その上にパウダーファンデを重ねると、パウダーファンデのモチが劇的によくなるんです。毛穴が気になる方は、パウダーファンデの後にも、もう一度『エッセンス フィニッシュパウダー クリアグロウ』を重ねると毛穴が目立ちません。粒子が小さなパールが入っているので、薄くつけるとパウダーファンデ前後両方につけても厚塗りにならないんですよ。

 

自分のメイクをおさらいしたい方は、一度MAMEWのサロンでレッスンを受けてみるのもよいかも!

mamew.jp

 

 

 

青春時代の思い出が甦る、「ダイアン・レイン」インタビューこぼれ話。

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中学生のとき、何の雑誌が一番好きだったかっていうと、『ROADSHOW』と『SCREEN』。女子校でモテに興味もない(モテなかったからなんだけど)私は洋画スターに思いを馳せてたっけ。

両誌ともに毎月、人気スターランキングを集計していて、女性版の1位と2位は必ずダイアン・レインジェニファー・コネリー。私はジェニファー・コネリーよりもダイアン・レインのほうが好きだった。ジェニファー・コネリーは妖精みたいだったけれど、ダイアン・レインはブラットパックを相手にキュートでセクシーな生身の女の子だったから。アウトサイダーランブルフィッシュ、ストリートオブファイヤー、ビッグタウン、コットンクラブ……10代のころ観た映画ってなぜか強烈だよね~。

でも、まさか、まさか、憧れのダイアン・レインのインタビューをさせてもらう機会があるなんて、嬉しすぎる、でも緊張しすぎる展開!

今日は、7月7日に公開される『ボンジュール、アン』で来日したダイアン・レインとのインタビューのこぼれ話をしようかと思います。

 

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実物はびっくりするほど細い!

日本人の芸能人でも間近でみると骨格の細さにびっくりしますが、ハリウッドスターだって同じ。めっちゃ骨が細い! 52歳だそうですが、二の腕なんて引き締まっていて、お尻なんかはキュップリッ。身体は細いのに~。

しかも、身長は170cmのはずなのに、椅子に座ると158cmの私よりも目線が低いってどういうこと!?笑 そして写真や映画で観るよりもずっと目鼻立ちがくっきりとしてとにかく美しかった。

 

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カメラマン女性の背中に手を……

撮影の打ち合わせ中カメラマンの女性に、「あら。あなたキレイ! 写真を撮られる側にいるべきよ!」と彼女の背中にそっと手を添えたダイアン。たぶん、緊張をほどくためのスキンシップだったと思うのだけれど、自分よりずっと未経験のスタッフにまで気を使うなんて、さりげなく人の心を掴んじゃうところが大スターたる所以なのかな。私が質問したときでさえ、「あなたの質問は美しいわね!聞いてくれて嬉しいわ。ありがとう」なんて言ってくれたんですよ。

 

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映画『ボンジュール、アン』

この作品は、エレノア監督は6年もかかって創り上げた、女性による女性のための映画。ダイアン・レイン演じるアンが、多忙な映画プロデューサーの夫と巣立った子供の狭間で自分自身の人生に向き合う、南フランスを舞台にしたロードムービーです。エレノア監督とコッポラ監督夫妻はまさにこんな感じだったのかな~。

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エレノア監督は、夫のコッポラ監督と結婚する前は映画製作に携わってきました。でも、結婚後は、夫の仕事と育児に忙殺されて自分のクリエイティビティを活かす時間がなかったことに悩んだ数十年間だったそう。自分自身の人生を生きることについて悩んでもがいたエレノア監督の想いが詰っています。思いもかけないエンディングとダイアンの演技が素晴らしいんですよ~。

 

よかったら、インタビューの詳細はcafeglobeの記事を読んでくださいね!

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「今回は日本を楽しむ時間がなかったけど、また日本に来たいわ」と最後に言っていたエレノア監督。ぜひ、また来日してほしい~!!!

 

 タイトル:『ボンジュール、アン』
公開表記:7月7日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
クレジット:the photographer Eric Caro

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア オープニングセレモニー、大好きなショートフィルム2選。

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こんにちは、映画で美活する映画美容ライターの此花です。

 

6月1日に開催された『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017』のオープニングセレモニーに行ってきました!

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私の目当ては、先日、カンヌ映画祭で10分ものスタンディングオベーションを巻き起こした『光』を監督した河瀬直美氏の『パラレルワールド』。

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EXILE HIROプロデュースのEXILE TRIBEと本映画祭がコラボ企画した『CINEMA FIGHTERS』の6作品のうちのひとつです。

 

楽曲『アンフェアワールド』をモチーフとした本作は、河瀬監督らしく、郷愁的で詩的で、めちゃくちゃ心に響く物語り。あんまり話すとネタバレになるので、映画祭でみてほしいー!

 

セレモニーには、デニム姿でかっこよく登場した河瀬監督。別所哲也さんに「カンヌ映画祭帰りですよね?」と聞かれ、「あ、はい、ボンジュール」とボケをかましていたのが、素敵すぎー。

 

その他、私のイチオシの作品は『ファッションショート』プログラムの、『My life is a play』。

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Berlin Fashio Film Festival 2016やCiclope Film Festival 2016でアワードを受賞している本作は、女性の多面性や自立を啓蒙している女性のための物語り。たったの4分ですが、「女性であることを見つめなおす」作品に仕上がっていると思います。YouTubeよりも、おっきなスクリーンで観たいもの。

 

あとは、田原総一朗さんがプレゼンターのひとりだったのだけれども、アワードを手渡す時に受賞者の監督と話し込んだり、いきなり質問を始めたり、さすがの田原さんでした! いいねー。ジャーナリストなんだから授賞式の形式よりも、核心に切り込まないと。

 

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2017』では様々なスタイルのショートフィルムが、東京・神奈川の合計6箇所で、6月1日~6月25日まで無料上映されているので行ってみてー。

 

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忙しくてなかなか映画館に足を運べないけれど、無料のショートフィルムなら気軽に行けそうですよね!

 

 

 

 

 

どんな風に恋に落ちたの?映画『光をくれた人』のマイケル・ファスベンダーとアリシア・ビカンダーがインタビューで答えたコト

こんにちは、映画美容ライターの此花です。

5月26日に公開された映画『光をくれた人』をもう観ましたか?

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ラスト10分から涙が止まらないーーなんて、映画のパンフレットに書いてあったと思うんですが、わたしなんて中盤から泣きっぱなし。その上、観終わったあとの余韻がハンパない映画です。3月ごろに試写会で観たんですが、まだ鑑賞後の余韻が忘れられません!

 

第1次大戦後、オーストラリアの孤島にある灯台で、戦争による心の傷を癒そうとする帰還兵のトム(マイケル・ファスベンダー)と、そんな彼を愛する純真な明るい妻イザベル(アリシア・ビカンダー)。哀しい流産を経て、孤島に流れついた赤ちゃんを二人は育てるのですが、その赤ちゃんには実は母がいて……。

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ゆっくりとしたストーリーの流れなんですが、オーストラリアの大自然の光、影、空、海が、トムやイザベルの心と連動しているかのように美しく激しく物語りを紡ぎ、めちゃくちゃ心を揺さぶる作品です。本当にエモーショナルで、主役の二人が撮影中に恋に落ちちゃったというのにも納得。

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では早速、そんな話題の二人と映画ジャーナリストのボニー・ルーファー・クレブのインタビューをみてみましょう。(一部抜粋、意訳しています)

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―お二人のケミストリーがあってからこそ、こんな美しい映画が出来上がったと思うんですが、撮影現場ですぐに二人はクリック(意気投合)したんですか?

 

アリシア「デレクは『ブルーバレンタイン』なども監督していてひとつひとつのシーンに対しての美意識が素晴らしく、脚本に即興を入れ込んで本当に美しいシーンを創りあげるの。あらかじめオンラインで話し合ったりもしていたのだけれど、あの美しい撮影現場に10分いたらすっと物語りに入り込めたわ。自然に役に没頭して演技が広がっていく感じだった」

 

―マイケル、あなたはどんな風に役にのめり込んでいったんですか? お二人のケミストリーがとってもリアルしたが。

 

マイケル「トムは本当にいい人でインスパイアされる。人間的なヒーローだと思う。トムがもっている“正義感”を、なんとしてもきちんと演じないといけないと思った。この物語りで興味深い点は、様々なストーリーがレイヤーされているところなんだ。例えば、レイチェル・ワイズが演じた役の夫のフランクに起こった悲劇。100年前のことだけれども、群集がよそ者を排除するなんて話は、移民問題を抱えている現代にも重ねることができると思うんだ。この映画は色々な意味が込められていると思う。それに、愛し合って家庭を作る。子供を失うーーそんなリアルで人間的なテーマだからこそ、いつか古くなってしまうような作品ではないんだ」

 

いやいや、この短いインタビュー、私、ウケてしまいました。映画ジャーナリストが「会ってすぐに二人はクリックしたんですか?」なんて、なんとか二人の恋バナにもっていこうするのに、アリシアもマイケルもはぐらかす、はぐらかす笑。アリシアの回答は全部訳さなかったのですが、彼女、わざと本題からそらして回答したようにも思えます。

 

やっぱり、俳優たちだってプライベートの恋バナしたくないよねー。私もインタビューするときは気をつけようっと思いました。

 

繊細でゆったりとした映画が好きなじゃない人には合わないかもしれないけれど、単なるラブコメじゃなく、深い愛の物語りをじっくりと観たい人にはオススメです!

ちなみに、アリシアの小顔メイクを解説した記事を女子SPA!で書いたのでよろしければご覧くださいー!!

joshi-spa.jp
映画『光をくれた人』
5月26日(金)TOHOシネマズ シャンテ 他にて公開
配給:ファントム・フィルム
(C) 2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC

 

 

ジェシーとの間にケミストリーはなかった!? クリステン・スチュワートが映画「カフェ・ソサエティ」について語ったコト。

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こんにちは。映画で美活する映画美容ライターの此花さくやです。

皆さん、GWを楽しんでいますか?

今日は映画「カフェ・ソサエティ」主演のクリステン・スチュワートのインタビューを載せたいと思います。(一部抜粋/意訳しています)

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スティーヴ・カレルが演じるリッチな年上の男性と、ジェシー・アイゼンバーグが演じるピュアな若い青年の二人と同時に付き合うヴェロニカをあなたは演じていますよね。二股をかける女性なのに、なぜか好きになってしまいます。男性の心をもて遊んでいるとも言える女性なのに、なぜ皆に嫌われないんでしょうか? 

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クリステン「(私が人に好かれるって)とっても変でしょう!?笑 私が演じるヴェロニカはいわゆる典型的な1930年の女性ではないわね。あの時代の女性には『こういう風に振舞わなきゃいけない』という制約が多かったのだけれど、ヴェロニカは気にしていないわ。だからかしらね……この映画が描きたかったのは、『人が一生に経験する“違うタイプの愛”』『年を重ねるにつれ、人生観が変わっていく』ということなの。ある日、自分の人生を振り返って『あのとき、こうしていたら~』と誰もが感じる、ということをこの作品は伝えたかったの」

 

ー作中に散りばめられたシャープで鋭いセリフは、まさにウディ・アレンの真骨頂ですよね。とてもインテンスなラブストーリーだと思いますが、映画での恋愛にどっぷり漬かった後にセットを降りたあと、あなたはどんなふうに感じているのですか? セット上での恋愛を完全にシャットアウトできるのですか?

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「それが不思議なことに、相手役のジェシーとは、セットを降りても本当に変な感じがしないの! 撮影中でもプライベートでもギグシャクしたことが一度もないのよ! 本当に彼を愛してるわ」

 

ー映画では、セクシャルなケミストリーが二人の間には感じられたのですが、セットを降りるとそういったケミストリーは、二人の間にはなかったということ?

 

ジェシーとは本当の友情でつながっているのよ。とっても自然体でいられるの! 彼と一緒にいるとちょっと挑発的な女の子だったり、ガーリーな女の子だったり、ナチュラルに演じることができたのよ」

 

スティーヴ・カレルと演じることはどうでした? あなたの父親といってもよいほどの年配のスティーヴに恋する演技は難しかったですか?

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「私が演じるヴォニー(ヴェロニカ)とスティーヴの役柄には、共通点がたくさんあるの。たとえば、『その瞬間を生きる』とかね。スティーヴは、今まで出会ったなかで一番おもしろい人よ。誰だってそう思うはず。皆がテーブル席で笑わなきゃいけないシーンがあるんだけど、スティーブがいきなり『ハハハハ』ってワザとらしい笑いをして、その笑い方がすごくおもしろくて、本当に皆が笑っちゃったの。だからそのシーンは大成功。彼は、どんな人でもインスタントに笑わせることができるのよ! ホント…どうしてそんなことができるのかわからないけど……」

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インタビュー、いかがでしたか? 『カフェ・ソサエティ』にはもう一人のヴェロニカ(ブレイク・ライブリー)が登場します。ジェシー・アイゼンバーグ演じるボビーが、1930年代のハリウッドとニューヨークを舞台に、二人のヴェロニカを愛するラブストーリー。

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しかも、アメリカの黄金時代が垣間見れるハリウッドとニューヨークのシーンを彩るのは、シャネルの衣装。クチュールドレスもステキですが、レトロガーリーなファッションが特に可愛いんです~!

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2011年に「彼女はアメリカのドリームガールだ」とカール・ラガーフェルドに言わしめ、それまでヨーロッパ人でないとシャネルの顔になれないという通説を打ち破りミューズになったブレイク・ライブリー。そして、2016年からシャネルのミューズとして活躍するクリステン・スチュワート。ハリウッドで快進撃中の二人が競演する映画『カフェ・ソサエティ』、GWにオススメです!

 

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5月5日(金・祝) TOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開!

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